親族や身内同然の友人など、故人様とごく親しい間柄の人が参加する小規模なお葬式のことを「家族葬」といいます。
家族葬は近年できた葬儀形式ですが、平成29年3月の公正取引委員会の実態調査報告書では、「家族葬」が増加傾向であるという調査結果が出ています。また少子高齢化によって参列する人が減少していることもその一因でしょう。
今回は現代社会で増加傾向にある「家族葬」についてご説明します。
家族葬の一般的な流れ
家族葬の流れは基本的に一般葬と同じです。
一日目に納棺・通夜、二日目に葬送儀礼・出棺し、火葬場で荼毘(だび)に付します。
「家族葬」がどのようなお葬式を示すかは、葬儀会社によって違うこともあります。実際にどのような流れになるか葬儀会社へ事前に確認を行いましょう。
通夜を行わない「一日葬」を家族葬という場合もあります。この場合、納棺、葬送儀礼・出棺、火葬場で荼毘に付す、という流れを一日のうちに行います。
家族葬は故人様と親密な間柄の方が見送る葬儀方式
家族葬は、喪家(親族)や親しい間柄の方のみが参列します。
一般的に「親族」としてお葬式に参列するのは両親・兄弟姉妹・叔父叔母、祖父母と孫の「三親等」までのことが多いようです。
家族葬を言葉通りに受け止めれば、参列する範囲は「家族（親族）」だけです。
しかし実際には、参列者の範囲は喪主や生前の故人様のご意向によって決められます。血縁者以外の親しい友人を呼べないわけではありません。その範囲は喪家・葬儀会社によって変わります。
花セレモニーでは、ご家族以外に親族・親しい友人が参列しての家族葬が行えます。
親しい方だけで見送るため、故人様を失った悲しみをともにし、その心を癒せるのが良い点のひとつです。またご要望があれば、喪主挨拶や形式的な儀礼を省けます。儀礼にかかる時間を短縮し、故人様と過ごす最後の時間を大切にするのもよいでしょう。
一方、会葬案内状がこなかった方から式後「なぜ呼んでくれなかったのか」と問われることがあるかもしれません。「故人の希望であった」「家族で協議した末に決めたことである」と、周囲に話すことが重要です。
どの範囲までの人に声をかけるのか悩んでしまうなら、親族だけの「家族葬」を推奨します。
また、式後参列しなかったからと自宅へ弔問に訪れる人が続く可能性がある場合、一般葬にしておいたほうが無難です。
大切なのはこころです。価格は抑えながらも、送る想いを十分に込めたお葬式にすることが家族葬では重要になってきます。
「故人様の希望」「周囲へ配慮したい」なら家族葬に
家族葬で想定されている参列者は、数人〜30名前後。会葬者が少ない家族葬は、小規模な会場で行います。
家族葬の費用は、80万円前後であることが多いようです。花セレモニーの場合、20名、料理返礼品含め約65万円です。
一般的なお葬式と比べ、会場使用料や祭壇の費用、返礼品・飲食費も最低限に抑えられます。
また、香典や香典返しの有無も喪主が自由に選択できます。参列者側は、家族葬だからといって特別な配慮は必要ありません。地域の平均額の香典を持参すれば安心です。
最近の傾向としては「葬式は豪華でなくてもいい、ごく親しい人にだけ見送ってもらえれば」と考えている方が増えてきました。もし、生前にそのような意向を示していたのなら、故人様の希望通り家族葬で対応しましょう。家族葬にマイナスなイメージを持つ親戚にもそのご意向をお話すれば納得してくれるはずです。
また故人様がご高齢だと、そのご友人である会葬者も高齢化しており、参列が難しいことがあります。
それでも「会葬案内状がきたから、体調は悪いけれど参列したい」という方も多くいらっしゃいます。
「参列する」という行為自体が負担になるため、あえて知らせず「家族葬」を行なうという考えもあります。
人数の多さ、費用の大小は、故人を想う気持ちには関係ありません。参列者の人数、生前のお考え、予算などを総括して納得のいく葬式形式を選択することが故人様への一番の供養なのです。
家族葬なら、さいたま市の花セレモニーへ
突然訪れる、大切な人とのお別れの時。「悲しみの中で、何から手をつけていいのかわからない」という方もいらっしゃいます。
花セレモニーでは、のこされたご家族が安心して故人様をお見送りできるよう、丁寧にサポートさせていただきます。
さいたま市にある花セレモニーは、お花屋さん出身の葬儀社です。そのため、リーズナブルな価格でありながら、お花をふんだんに使ったお葬式が可能です。
「思いをつたえる火葬式」や「小さな家族葬」など幅広いプランをご用意しており、「生前葬」にも対応しています。心のこもったあたたかいお式にできるよう全力でお手伝いいたしますので、さいたま市での「小さなお葬式」「花いっぱいのお葬式」は、一度、花セレモニーにご相談ください。
