葬儀コラム

葬儀欠席の伝え方と香典の郵送マナー

手紙とペン
「どのくらい体調が悪ければ葬儀を欠席した方がよいのか」「お悔やみの気持ちだけでも伝えたいがどれが最適な方法かわからない」と悩んでしまうことがあるでしょう。
今回は、葬儀を欠席する基準と、欠席したときの対応についてご説明します。

葬儀を欠席するのはどんなとき?

祝い事と重なったときは葬儀を優先

祝い事と日程が重なったのなら、故人様と会える最後の場である葬儀を優先しますが、優先度は間柄で変わることがあります。
例えば、上司の葬儀と姉の結婚式が重なった場合、血縁関係の後者を優先させる方が多いようです。

時間が重なっていないのなら葬儀・結婚式の両方に出席も可能

優先度をつけるのは気が引ける…とお考えの方は、時間が重なっていなければ両方に参列することも可能です。結婚式の後にお葬式、と続けて参列することはマナー違反ではありません。両方に続けて参加する場合は、ネクタイの色やストッキングの色など、服装の違いに注意しましょう。

体調不良での参加不参加の線引

「熱はないけど、せきがひどい」「風邪の症状はないけど、熱っぽい」といった体調不良が式当日に表れた場合、参列は控えましょう。葬儀は自分が思っているよりも、心身ともに負担がかかります。葬儀中に容態が突然悪化して、他の参列者に迷惑をかけてしまうこともあります。

感染症に世の中が敏感になっていますし、他の参列者にうつしてしまう可能性もあります。参列者には高齢者も多いので、たとえ目に見える不調がなくても参列は控えたほうが良いでしょう。

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お葬式で行う感染症対策について

喪主の体調不良は代理を頼む

葬儀前は慌ただしく、疲れが溜まってしまうことがあります。葬儀当日に熱が出るなど、体に不調が表れた場合は、親族に喪主代理を務めてもらえないか聞いてみましょう。それさえも難しい場合は、葬儀会社が代理を務めてくれることがあります。

不参加の伝え方

故人様と親しい間柄だと、喪主が電話で弔報を知らせてくれることがあります。また、交友関係が広い故人様だと、死亡広告やお悔やみを読んで知ることもあるでしょう。故人様と親しい間柄だが、不参加せざるを得ないとき、どのように伝えればよいのでしょうか。

伝え方は電話や電報が一般的、だが手紙を書くことも

喪主から参列するか直接尋ねられているわけではないのなら、葬儀の前や当日に、自分から電話して伝える必要はありません。

お亡くなりになった旨を喪家から直接聞いたが参加が難しいのなら、文書で送るとよそよそしくなるので、電話で伝えた方がいいでしょう。電話は不参加を伝える上で、一番丁寧な手段といえます。
親戚がとりおこなう葬儀への不参加に限っては、事前に口頭か電話で伝えるのが礼儀です。

電話で不参加を伝えるときは簡潔に

やむを得ない事情がありまして、と簡潔に不参加の意志を伝えます。式後に弔問するのなら「後日改めてお伺いいたします」と、告知をしておくと良いでしょう。

お香典を郵送するとき

お香典を郵送する場合は、手紙を添えると丁寧な印象を与えます。

不参加を伝える手紙のマナー

お葬式不参加の手紙
不参加を伝える手紙は白地のシンプルなものにします。頭語季節について書かず、お悔やみのことばから始め、参列できないお詫びを続けて書きます。喪家側の気持ちを考え参列できない理由は書かないでおきましょう。参列できない、だけでは無愛想だと思うのなら「ご家族の皆様もお疲れのことと存じますがご自愛ください。」など喪家を気遣うことばを末尾に付け加えると良いでしょう。

不幸が重なってしまうと取られることもあるため、手紙は複数枚書かず1枚で終わらせます。

また、キリスト教と仏教では手紙の内容が変わることもあるので、書く前に確認しましょう。

現金書留で送るときも香典袋に入れる

現金書留封筒は、基本料金に435円追加すると使用できますが、封入する金額によって封筒料金は変わります。1万円までは435円の料金ですが、それ以上は5,000円ごとに+10円の料金がかかります(2020年6月現在)。送る前に郵便局HPで確認してください。

現金書留専用封筒で送るときも、現金は香典袋に包みます。現金書留に香典袋と手紙を入れましょう。直接渡すときと包む金額は変わりません。

【参考記事】
包む金額は関係によって変わる?今更聞けない「香典の金額」マナー

配送日に注意!

喪主の自宅を配送先とし、期日指定で送ります。現金書留は、受取のサインが必要です。式前後は喪主の負担になることを考え、葬儀後一週間までを目安に郵送しましょう。
郵送が遅すぎると、香典返しの配送が終わっていることも多く、喪主に二度手間をかけさせてしまいます。

名前と住所は現金書留と、香典袋 両方に記入

現金書留から香典袋を抜いてまとめるため、名前が書いていないと誰から頂いたかわからなくなることがあります。喪主の手を煩わせないように、必ず香典袋に名前を書くようにします。

葬儀が落ち着いてから、弔問する際に渡しても良い

郵送したいが多忙でその手続もできないのなら、弔問のときに渡します。弔問は式後数日間は控え、四十九日までに行くようにします。いきなり訪問せず、行く前にご連絡するのがマナーです。

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