近年、一日葬よりもさらに葬儀時間が短い「直葬」を選択する方が増加しています。
葬儀時間が短いと、どんなメリット・デメリットがでてくるのでしょうか。
今回は直葬（火葬式）についてご説明します。
直葬の流れ
直葬（火葬式）とは、お通夜や告別式は行わず火葬のみをとりおこなう葬儀形式です。安置室からどこも経由しないまま火葬場へ搬送します。喪主や会葬者の高齢化などで、近年一般化しているようです。
直葬はお通夜も告別式も行いません
一般的な直葬の流れは24時間安置した（墓地埋葬法）後、多くは9時〜10時ぐらいに式が開始され荼毘に付します。他の葬儀形式では故人様と一緒に火葬場へ向かいますが、直葬は別々に向かいます。開始30分前には着くようにしましょう。
火葬自体が1、2時間で終了するため、故人様とのお別れの時間が短い、省略しすぎている、といった意見が多く聞かれます。
故人様と面会できる唯一の場所「安置室」
近年、アパートやマンションに住む人が増え、故人様を安置するスペースが確保できないことが多くなりました。そのような方が利用するのが安置室です。
安置室利用料金は葬儀費用に含まれますが、葬儀会社によっては面会のみ追加料金が発生します。また、面会を受け付けていない安置室もあるので、事前に葬儀会社へ確認しましょう。
このような方が直葬を選びます
故人様の交友関係がわからないとき
故人様との交流が少ない間柄で喪主を務めると、誰を呼べばいいのか悩んでしまうことがあります。他に親戚がいない、交友関係がわからない方は直葬を選ぶ傾向にあります。
故人様の遺志
家族に金銭的・心身的に負担をかけたくないとの想いで、生前に故人様自身が直葬を選択することがあります。ご本人の希望なので、喪家はその意志を尊重して直葬を検討されるようです。
宗教概念が減少したことにより増加
直葬が増加した背景には、お経を形式的な行事としてしか見ていない方や無宗教者増加があげられます。
そのため、従来の葬儀形式が減少し、一日葬や直葬が増加したと考えられます。また、家に仏壇がなく、お墓も持っていない方も選択しているようです。
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一日葬とは
直葬(火葬式)の特徴は？
火葬だけのシンプルな葬儀形式である直葬。ほかにどのような側面があるのでしょうか。
直葬のメリット
費用を抑えた葬儀形式
以前は、葬儀費用の大半をいただいたお香典で賄っていました。しかし、会葬者の減少に伴いお香典も減り、葬儀で喪家が負担する金額が増えているのが現状です。
告別式やお通夜を行わない直葬なら、10〜20万円と最低限の出費に抑えられます。
会葬者はごく少数、時間もかからないため身体的負担がない
喪主や会葬者が高齢だと、2日間に渡る葬儀が身体的な負担になるかもしれません。その点、直葬は会葬者の対応に煩わされず、身体的負担が軽減します。
喪主が多忙でもとりおこなえる葬儀形式
「お別れしたい気持ちは十分にあるが、多忙で時間が取れない」という方もなかにはいらっしゃいます。式全体が2、3時間で終了する直葬は、多忙な方でもとりおこなえる葬儀形式といえます。
直葬(火葬式)のデメリット
見送った実感がわかない
火葬場でのお別れの時間は10〜15分と短く、見送った実感がわかない方もいらっしゃいます。安置室や自宅で故人様とお別れはできますが、その時間も他の葬儀形式と比べると、どうしても短くなります。僧侶に読経を依頼すると、炉前でのお別れが更に短くなることも。
それにより式後、「この葬儀を選んでよかったのか」と悩むことがあります。
菩提寺のお墓に納骨できないことがあります
読経を行わない葬儀を認めない菩提寺だと、お墓に納骨できないことがあります。納骨したい場合は、先に「直葬を選択してもいいか」確認しておきましょう。
直葬(火葬式)が選ばれるケースは増加傾向に
時代の流れによって、直葬を選ぶ方が多くいらっしゃいます。
花セレモニーの直葬(火葬式)は、シンプル火葬式プランと想いを伝える火葬式プランとしてご用意しております。想いを伝える火葬式では、お花入れなどお別れの時間をゆっくり過ごせるため、費用は抑えつつ、一般的な直葬よりも、お気持ちを込めたお式を執り行えます。
また、ご面会に料金はかかりませんので、故人様との最後の時間をできる限り、お過ごしいただければと思います。
直葬ならさいたま市の花セレモニーへ
突然訪れる、大切な人とのお別れの時。「悲しみの中で、何から手をつけていいのかわからない」という方もいらっしゃいます。
花セレモニーでは、のこされたご家族が安心して故人様をお見送りできるよう、丁寧にサポートさせていただきます。
さいたま市にある花セレモニーは、お花屋さん出身の葬儀社です。そのため、リーズナブルな価格でありながら、お花をふんだんに使ったお葬式が可能です。
「思いをつたえる火葬式」や「小さな家族葬」など幅広いプランをご用意しております。心のこもったあたたかいお式にできるよう全力でお手伝いいたしますので、さいたま市エリアでの「小さなお葬式」「花いっぱいのお葬式」は、一度、花セレモニーにご相談ください。
